随分長い間の
- Day:2014.07.08 18:10
- Cat:テキスト・まんが
ユメマボロシノゴトクナリィィィ~~
・・・・ではないのですけど、なんか、ちょっと50歳が見え隠れするこの頃のtonko。
残りの40代に、思い残すことあるかな?と思えば、たっぷりあるんですが、
その中で、
「読もうと思ったのに読めてない本」
・・・というカテゴリーがあります。
ま、他に「作ろうと思ってたのに出来てないモノ」とか、
「ダイエットしたら着ようと思って着れてない服」とか、
思ってたのにできてないシリーズはたくさんあるんですけど。(^^;
その本の中の一冊。

学生の頃、図書館にあって、一度貸出で挑戦して、
すぐに挫折してた本でした。
このタイトルの「レイン・ツリー」が、ずっと引っかかっていて、
(正直には、この単語しか覚えてなかったんですけど^^;)
確か大江健三郎さんの本だったとぼんやり思い出したのが先週。
梅雨の時期だから思い出せたのかもしれません。
挫折した経験があるので、心配だったのですが、
大江健三郎さんの新聞の随筆で独特の文章に慣れていたせいか、
学生だった頃と違って、すんなり読めました。
あるいは、この年齢にならないと読めなかったのかもしれません。
大江健三郎さんと今の自分とが同じくらいの年齢で、50歳で亡くなられたお父様の
ことにも言及されている通り体を作るためにプールに通われているお話も
最後に出てきますが、
何より、短編でまとめられていた本だったとやっと、気が付くというあたり、
なんだかなぁ~自分!なのでした。
著作されていた当時は、冷戦下であり、アメリカの「核の傘下」で
日本の安全が保障されている・・・ということになっていた時代の昭和55~7年頃。
文中の「核の傘下」が、「核の檻」と示されていたところが、
原発も含めてとても合点がいく言葉だな・・・と、今、勝手に思うわけです。
(当時の著者が考えていたのとは違ってるかもしれませんが^^;)
ただ、図書館で最初に見たとき、この表紙ではなかったように思います。
もしかして、カバーを外されていた?からかも・・・
白い表紙に表題が中央にグレーで縦に書かれていて、
その下に小さくモノトーンの樹木の絵があったような・・・そんな記憶です。
表紙カバーのイラストが、当時私が大好きだった司修さんの絵だったので驚きました。

昨日までの涼しさがうそのような暑い今日。猛暑日になりました。
ここでまたお休みしちゃうかも・・・(==;暑かバイ
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